火事場の糞ヂカラ
本日、、実に、、
実に恐ろしい体験をいたしました。
家に帰って来て、朝干した洗濯物を取り込もうとベランダに出たところ、、
ジジジジジジーー
となにやらデカイバタバタしたものが!!
なぜか部屋の中に入って来た!!!
音がジジジジジジーーとなり続けてる。
もう、恐ろしくて恐ろしくて、失神する寸前でした。。
部屋の中の天井に
それはそれはデカイ
15センチぐらいあるのではないかと思うぐらい(恐怖でそれぐらい大げさに見える)のセミが止まってるではありませんか!!!!!
泣くーーーーー!!!!
もーーーーー!!!!
セミが怖くてベランダの網戸閉めれてない!
もしやつの仲間が助けに入ってきたらどーすんねやーーーー!!!
ぎゃーーー!!
もうパニックとはこーゆーことを言うのです。。
ベランダの網戸をなんとか閉め、すぐさま向かったのはコンビニ。半泣き状態で。
買って来たのはキンチョール。
でも、でもですね。。。
コンビニから戻りながら、
この武器を手に入れたとしても、
そもそも私にやつを仕留める勇気はないことに気づく。
噴射した瞬間、こっちに向かって来たら、その時点で私は即死です。
死にませんが、失禁ぐらいはするでしょう。
蝉の命は一週間と言うので、このままやつがくたばるまでホテル住まいでもしようかと思ったほど。
ただ、私は見過ごさなかったのだよ。
コンビニに向かう途中、一階の住民が、なにやら外で火を起こしてたことを。
なにをやってるのかは不明だけど、
彼に頼んでみようかと。
普段見ず知らずの人に声をかけるなんてしないけど、
背に腹は変えられん。
自分が失禁するか、
彼にお願いするか、そりゃぁ、もうお願いするしかないです。
私:
『あのー、、、私3階に住んでるものなんですけども、今部屋の中にセミが入って、どうすることもできないんですけど、、コレ(買ったばかりのキンチョールを差し出し)でなんとかしてもらえませんか。。。本当にすみません。。』
一階の住民
『セミですか?怖いんですか?』
私
『はい』
一階の住民(スーパーマン)
『いいですよ。ただ、今ちょっと火をつけてるので、もう少し待ってもらえますか?』
(何か炭?みたいなので火をおこしてるっぽかった。)
私
『はい、私、ここにいてもいいですか?部屋には戻れないです。。ちなみになにやってるんですか?』
スーパーマン
『お盆なので、送り火です。』
私
『へぇー。。。』
で、彼も私が待ってるのが気になったのか、
それとも私がまだかまだか、とテレパシーを送ってるのに気づいたのか、
火を消してくれ、
退治の準備を始めてくれました。
(準備というか、ただ、行きますか、と言ってくれただけ。)
部屋の前で、
私
『私はここで待ってます。』
とだけ言って、鍵を開け、彼を戦闘地へと送り込みました。
数秒後、
部屋から出て来て、
手に握った?セミを外に放し、
(生きてるからジジジジジジーーとまだ言ってる。)
私が、
『殺さなかったんですか?』
と聞くと
『殺さなかったです。』と言い、
自分の部屋に戻っていきました。
そらそうだな、さっき送り火してた人だもんな。
フゥ〜ε=( ̄。 ̄;)フゥ
もー疲れたよ。
なにもやってないけど。
しかし、火事場の糞ヂカラとはこういうことですね。
普段知らない人に声なんてかけれないのに、火事場の糞ヂカラで、知らない人(しかも彼女の写真燃やしてた[と勘違い]傷心の人)に声かけれちゃう。
スーパーマンありがとうっ!
夏の思い出。
でも、セミはキライ。